2006年11月24日
マンガ的バイク elf3

「未来のバイクはこうなる」―マンガ『―鷹』の劇中で東条鷹がそう語っていたのだが…。
タイヤを挟む2本のフォークとスイングアームは昔から変わらぬオートバイの形。その形を変えたのがelfマシンの数々。先出の台詞は初代elf-eを語ったもの。エンジンブロックから伸びた片持ちフォークとアーム。タンクをエンジン下に置いて低重心化した設計は今見ても斬新。
そんなバイクが展示車ではなく実際にサーキットで戦うのだから凄い。マンガに登場するようなバイクが実際に走るのである。写真を見ては「この目で見てみたい」と胸をときめかせた。elf-eは鈴鹿8耐も出走したが、この年は鈴鹿8耐に行けなかった。今でも残念に思う。以降のelf-2からはWGP最高クラスのGP500クラスに参戦。

日本でWGPが開催された当時は開幕戦になる事が多く、elfは新車が間に合わず、ホンダNSRを使用していた。そのため日本GPにelfのマシンが走る事無くelfプロジェクトは終了した。
しかし、唯一、日本でレースを走ったマシンがある。elf-3だ。日本GP開催前年の'86年。バブル景気に沸く日本はGP500と250の主な選手を招いた「スーパースプリント'86」を富士スピードウェイで開催した。出場選手の豪華さとelf-3見たさもあり、観戦に出かけた。WGPと全日本のライダーが競うイベントは面白かった。
チャンピオンバイクは創刊予告の段階からelf-3のモデル写真を掲載していた。「いつ出るのか?」と待ちわびていたが、引っ張るだけ引っ張って「もう企画倒れ?」と思っていた頃に登場した。
ホイールやアームのシルバーがキツイのが気になるが、elf-3のモデル化は初めてではないだろうか? それだけに嬉しい。
2本で片持ちのフォークの構造や、ホンダRVF→市販VFRへと受け継がれるリアのプロアーム。写真と違って構造をマジマジと眺められるのがいい。展示する時は後ろに鏡を置かないとelf-3の魅力は半減してしまうかもしれない。
モータースポーツを幅広く支えているelfのシンプルなスポンサーカラーもカッコイイのだ。
現在(当時からしたら未来)のバイクは東条鷹が語ったような形にはなっていない。安全上の理由かもしれないが、一部の市販バイクに類似構造があるのみ。レースの世界だけでもいい。またこのようなマンガ的バイクが登場して欲しいと願う。

スーパースプリントのelf-3&ロケット・ロン
実車はコンパクトに感じた。スタンドからは反対側を見られない。ヘアピンまで行かないと…

自分のサイトの記事書いてからやってきました。
87年のF-1シーズンだったので、日本GPが出てきたよ。
で、ここに見に来たら、86年か。ああ、行ったなあ。250CCクラスで第一ヒートで優勝したのは日本人だったんだよね。名前が出てこない・・・。
また来ますね。
あのレースを期にヤマハワークス入りしました。