2007年02月18日
皇帝への道 フェラーリF2003GA

「こういう男がF1でチャンピオンを獲るようになる」―'91年・菅生F3000レースを観てそう思った。
メルセデス・ベンツの英才教育を受け、F3ではマカオ&富士で世界一になった若きレーシングドライバー、ミハエル・シューマッハ(以下マイケル)。彼が唯一F3000に参戦したのが菅生だ。“リハビリ参戦”していたジョニー・ハーバートのチームメイトとして、当時はローラ、レイナードよりも戦闘力が劣ると言われていたラルトのマシンに乗った。
決勝レースの終盤、4番手を走るマイケルは、2番手争いに集中している前走2台のマシンを一気に抜き去り2位に入った。この洞察力とテクニックは衝撃的だった。しかも初めてのマシン、初めてのタイヤ、初めてのコースでだ。翌年からのF1参戦が噂されていた片山右京選手などは何度もコースを走り、テストを重ね、最強チーム&マシンであっても散々な結果に終わっていたというのに…。
この日、皇帝へのステップを観る事が出来た観客は実に幸せだ。

スタート前のシューマッハ。目つきが違う!
実はあまり知られていない話だが、マイケルは全日本F3000にもう1戦走る予定だった。しかし、ラルトの性能があまりに劣る為、マイケルの経歴に傷が入るのを恐れたメルセデスがキャンセルさせたのだと言うのだが…。

腕も太いがアゴも出ている
あの日から12年後、フェラーリF2003GAを駆ってF1皇帝の地位を築き上げていたマイケル。あいにくドルフィンは2000年からF1をほとんど見ていないので、F2003GAについては語ることができない。
ローソン限定でコーヒー2缶に1台ミニカーが付くキャンペーン「フェラーリF1シリーズ」の1台。マシン知らずともシューマッハがチャンプを獲ったマシンなのだから速攻入手はファンとして当然(?)。
スケールの小さいモデルながらも近代F1のゴチャゴチャした空力パーツを再現している細かさが凄い。持っただけで「パキッ」と簡単に折れてしまいそうなほどなのだから、造形や生産はさぞかし大変だっただろうと推測される。
ただ、最初ビニールから取り出した時、マシンが白っぽくなっていたので不良品かと驚いた。白塗装の吹き付けがかかったのかと思ったが、レンズクリーナーで拭いてみたら綺麗に取れたので「ホッ」と胸をなでおろしたのだった。
昔とは比べ物にならないほどスポンサーを多く付けた近年のフェラーリマシン。カラーリングも細かく再現されている。それだけでも手元に置いておく価値はある。
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