2007年03月04日
3年目の決断 ベネトンヌイグルミ

100㌢もある巨大ヌイグルミである。クレーンゲームで獲れる小さなものと一緒にされては困る―。
ベネトンマシン(B188っぽい)を模した巨大ヌイグルミを見つけたのは、F1日本GPの時である。予選の後、言わばアフター・クォリファイに夕食を取ろうと、駐車場から行きつけの喫茶店まで歩きながらグッズ・ショップ巡りをしていた。2輪のモリワキ・エンジニアリングの駐車場に出ていた仮設ショップで目がランと輝いた。元ベネトンF1のメカニックでモータースポーツ・ジャーナリスト津川哲夫氏の店だったのだ。
雑誌で拝見していた独特のタッチを持った津川氏のイラストアイテムやベネトン系グッズが置かれていたので、ベネファンのドルフィンにとっては堪えられない夢のエリアだ。
今まで見たこともない1㍍もの巨大F1ヌイグルミは嫌がおうにも目に入る。なんて魅惑的な商品だろう。部屋に飾りたい。レースの時、車に載せておきたい―。欲望がふつふつと湧きあがる。が、価格を見た瞬間に熱き欲望も凍りついた。大きさが大きさだけに値もそれなりに張るのだ。1大イベントに来ているのだ持ち合わせが無い訳ではないが、後にかかる写真の現像&プリント代を考えると控えておきたいというもの。已む無く断念した。
悔しさも思い出となった1年後。お馴染みのルートで喫茶店へ向かうと、またも津川ショップが展開されていた。毎年同じ場所に出店しているようだ。灯りに集まる蝶のようにフラフラと引き寄せられていった。
そこにはまたも巨大F1ヌイグルミが販売されていたのだ! まだ在庫が残っていたか。1年経とうが安くなっていない。 同じベネトンでもアパレル商品では考えられない据え置き価格だ。またも欲望が湧きあがる。せめて値引き価格にでもなってくれていたならば…。「行きましょ」と夕食に急く友人の言葉をきっかけにして自分を律する事に成功した。
さらに1年が過ぎた。「今年はもう無いだろう」と思って津川ショップに足を踏み入れると、お局様か主か―という感じで巨大F1ヌイグルミは鎮座していた。店のスタッフが言うには「在庫もこれが最後」なのだと。ラストを飾るかのように津川氏のサインが入れられていた。この付加価値で心が決まった。縁があったのだ。巨大F1ヌイグルミは我が家に来る事になったのだ。
友人曰く「3年越しの買い物ですねぇ」と。
大きな透明ビニール袋に入れて飾っている。観戦が最後になった'99年の日本GPまで車に積んで“里帰り”させてきた。
今はミニカーラックが出来たらその前に置いてやろうと思っている。
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