2007年03月27日
激突のフェラーリ F1-90

J・シェクターからシューマイケルまでの長らく遠ざかっていたF1タイトル。その間にも何度か王者輩出の機会があった。フェラーリにGP通産100勝目を謙譲したメモリアル・マシンフェラーリ641/2(F1-90)もタイトルまであと1歩だった。
'90年、マクラーレンのA・セナとポイント争いをしていた。フェラーリ駆るアラン・プロスト。最終戦での逆転王者の望みをかけて望んだ日本GP。スタートからわずか数百㍍でセナがプロストにぶつけてレースを終了した。前年にプロストがセナにぶつかってタイトルを手中に収めた仕返しだったのかもしれない。悪夢を見たのはプロストではなく、高いチケット代を払って2人の勝負を見に来た観客の方である。決勝当日来場者の中には1度も2台を見ずに終わった方もいるだろう。そのお陰で亜久里選手の3位表彰台が成されたのではあるが―。
続けて言うなら翌'91年はセナがベルガーに優勝を譲る大茶番が行われ、2年連続でシラけた日本GPとなり、F1観戦から遠ざかったファンも少くないはず。マスコミは盛り上げるために事態を美化するが、ドルフィンは断じて肯定できない。
タイトル争いには敗れはしたが、641は秀作マシンだった。ローソン限定、コーヒー2缶に1台ミニカーが付く「フェラーリF1シリーズ」キャンペーンに641が含まれていたので、この思い出のマシンを入手するのにためらいはなかった。
現代ほど多くのスポンサーロゴを付けていない、真紅が美しい頃のフェラーリだ。グッドイヤーをはじめとする小さなロゴをしっかりと再現している。スラッと伸びたノーズ、キュッと絞られたウエスト。人間に喩えても美を感じさせるスタイルである。

意図した訳ではないが'90年のF1マシンはこれで3代目。この年はカッコイイマシンが目白押しだったのだなぁ。


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