2006年04月27日
汽笛ピポピポ・SL機関車乗ってきました

かねてから念願していたSL・蒸気機関車に乗ってきました。よく当たるネットのスポット天気予報すら覆して天気は回復。新緑の茶畑と青い空、白い雲の中を、古い客車にゆられる1時間ちょっとの旅行です。
蒸気機関が煙を流して川沿いを走ります。乗りなれた電車よりもゆっくりとしたスピード。コトンコトンと心地良い振動と窓からの爽やかな風が眠気を誘いますが、ここで寝てしまってはSLに乗った意味が無いので我慢です。
駅でSL弁当を買いましたが、ゆっくりと食べていられません。トンネルに入ると煙が客室に入ってくるので慌てて窓を閉めます。幸いにして込み合うほどの乗客率ではなかったので、指定席ながら右側から左側へ、左側からまた右側へと移ったりして景色を楽しみました。
名物車掌さんが帽子を被せてくれて一緒に写真を撮ってくれました。
「帰りは普通車に乗って先回りして走る機関車を見ます」と言うと「帰りは機関車は後ろ向きになるよ」と車掌さん。そうか、単線なので帰りはバックの姿勢で客車を引っ張っていくのか! 鉄っちゃんでは常識(?)なのかな。でも初めて気付きました。と、同時に本やネットに掲載されているSLの写真はみんな“行き列車”のものだったんだ―と分かりました。
終着駅に着くと団体客はアプト列車に乗り継ぎのため、急いで後にしていましたが、私達はゆっくりと機関車を眺めます。すると機関士さんが「どうぞ」と機関室(運転席)に私達を入れてくれました。運転席まで乗せてもらえるなんて感激~! 釜の中にはオレンジに燃える石炭。運転席はかなり暑い。夏場は大変だな。床は潤滑オイルで滑りやすくなっている。滑って慌てて熱くなっている部分に手をついたりしたらとても危険。あまり人を入れられない理由が分かりました。
帰りは電車(元近鉄車?)で先回り。映画ロケに使えるようにと整備された古い無人駅駅舎で待機。散り始めの八重桜と茶畑。とても風情ある建物。
しばらく散策して待っていると、来て気を慣らしてSLがやって来ました。ライトは付けていますが、後ろ向きです。通過駅なので一瞬にして通って行きました。こんな間近をSLが走っていくなんて感激だな。
始発駅に戻り、在来線に乗っるとその速さに驚かされました。1日、ゆっくりとした列車の旅をしたので、在来線が速く感じたのでした。


蒸気機関車の列車が駅で折り返すとき、ターンテーブルに乗っけて向きを変えて、帰りの先頭側に付け替えるんです。だから普通は単線でも複線でも、行きでも帰りでも、機関車はちゃんと前を向いています。バック運転できないわけではありませんが、石炭を積んでいる車両を連結しているので、バック運転では視界がききません。
でもドルフィンさんが乗った列車を牽いていたC56っていう機関車は、終着駅にターンテーブルがないようなローカル線でも使いやすくするために、バック運転のときに視界が確保できる設計にしてあるんです。また、大井川鉄道はほかにも蒸気機関車を持っていますが、それらも小型でバック運転も得意な機種ばかりです。
大井川鉄道の場合も始発駅にターンテーブルがない関係で、常に機関車の先頭は千頭側を向いていて、千頭から金谷に戻るときはバック運転になっています。
私も一度だけ蒸気機関車の列車に乗ったことがあります。独特のリズムが面白いですよね。
折り返し方法が色々あるんですね。
今回の体験で蒸気機関車が好きになりました。
また乗ってみたくなったので、その時には注意してみます。