2006年04月05日
熱き血潮が甦る・星野シルビアターボシルエット

'80年代初頭、日本のレースにも「Gr.5」通称シルエットフォーミュラが登場した。セリカ、RX-7、ガゼールと車種は様々。オーバーフェンダーと巨大なダクトが取り付けられ、最初の頃は武骨さのあるフォルムだった。
ムーンクラフトの由良拓也氏がボディデザインした「シルビアターボ」の登場はセンセーショナルだった。白いボディにイエローの稲妻ライン。突き出たフロントスポイラー。後にリアウイングが装着されることで洗練されるスタイル。ニッサンのエースナンバー「23」が印されている。
なんといってもスタードライバー・星野一義選手がステアリングを握るのだ。ホールはもちろん星野選手の会社・インパルだ。
後にニッサンシルエットの1号車・ガゼールに代ったブルーバード・ターボを柳田春人選手がドライブ。サーキットに帰ってきた“スカイライン”RSターボを長谷見昌弘選手がドライブし、ニッサン・ターボ軍団を編成した。
迫力あるボディを得た人気車種のガチンコ勝負にレースファンが興奮しない訳はない。グラチャンレースのサポートイベントでありながら、人気は絶大なものだった。
あの興奮を甦らせてくれるエブロのモデル。コックピットまで精密に作り上げられている。まるで傍らに星野選手が立って、こちらに手を振ってくれているようだ。あの日のスタート前のように。


ニッサンターボ軍団の中のシルビアターボと星野選手のサイン('78年頃のもの)
