2006年04月08日
今も現役を貫く “日本製”童夢セリカターボGr.5
オモチャを転売目的で購入したり、やれ「箱が無いと“価値”が無い」とか「素手で触ったら“価値”が無い」とか言う連中を私は「土地転がし」ならぬ『オモチャ転がし』と呼んで嫌っている。オモチャを株と同じ感覚で扱っているからだ。オモチャは“使ってこそ価値がある”ものだと信念している。
先日、甥っ子が遊んでいるミニカーを目にして驚いた、童夢セリカターボ。トミカでは絶版モデルだ。遊び抜かれて塗装もハゲて一部サビも浮いている。
「ああ、綺麗だったら価値があったのにな」などと、ついオモチャ転がしと同じような見方をしてしまった。恥だ…。
その件は置いておいて、甥っ子が遊んでいる位なのだから最近まで発売されていたのだろうと、ふと裏面を見てさらに驚いた。このトミカは日本製だったのだ!!

現在生産主流の中国ではなく、まだ日本で作られている頃の商品だったのだ。一体何年前のものなのだおるか? 第一、そんな昔に甥っ子は生まれていない。―となると、このトミカは甥っ子の父=私の弟か、ミニカーが好きだった従兄弟が幼い頃に遊んでいたものかもしれない。セリカターボの実車が登場した時代と一致する。
'80年のル・マン24時間耐久レースをターゲットに開発されたGr.5マシン。良い結果は残せなかったものの、日本のレースファンの心を熱くさせてくれた。
25年以上も子供の遊び道具として働き、今もなお現役。塗装こそハゲているが壊れている部分は無い。まさにオモチャの鏡である。

スポンサー名の細かいタンポ印刷。バケットシートやシフトノブ、ドアの内側まで再現されている。製造技術の高さがうかがえる。
セリカターボは写真を撮った後、甥っ子に返却した。これから先も彼らの良き遊び相手としてオモチャの任を全うすることだろう。
