2006年04月13日
ユニークなウイングカー・アロウズA2

F1ウイングカー全盛期、ロータスのコーリン・チャップマン監督が考えたグラウンドエフェクトをいかに改良するかが各チームの焦点だった。
タイレルのようにアッサリ“ロータス79”をフルコピーしてしまうチームもあったが、アロウズは新たな手法に出た。A2はフロントサスペンション部分も翼断面のカウリングを施し、さらにサイドパネルをボディまで繋げている。本当にレギュレーションのサイズに合致しているのだろうか?
当時の雑誌には「特許出願中」のステッカーが貼られていたとあったが、大きな効果が得られず“特許侵害”など皆無に終わった。色々なチームがユニークなマシンを登場させたが、結局一番早かったのはオーソドックスでコンパクト仕上げのウィリアムズFW07だった。
フェラーリやマクラーレンといった一流チームのマシンはカッコイイが、私は当時のユニークなマシンの方が好きで、モデルカーがあれば集めたいくらいだ。
よりグラウンドエフェクトを追求し過ぎたために失敗したロータス80とか、ダウンフォースの中心を後部に持ってくるためにサイドポンツーンを思いっきり後ろに取り付けたフィッティパルディF6、。マシン全体がウイング形状のカウーゼンWK1はカッコイイ。ミニチャンプスでは完売してしまっているブラバムBT46B(サカーカー)。どれも個性的で好きだ。是非モデル化してほしい。
モデルのA2はJ・マス車。マスのヘルメットはシンプソン。口元にスリットが入った独特の形状は、ダースベイダーの面にも似ていた。当時シンプソンと契約しているドライバーが多く、憧れだった。自分がバイクに乗るようになってからは常に真紅のシンプソンのヘルメットを被っていたほどだ。

'84WECJAPANの時にもらったヨッヘン・マスのサイン。この時はロスマンズポルシェ956をドライブ。
日本でF1が開催されていない時期のマシンのために、見られ無いと思っていたアロウズA2だが、御殿場のレーシングカー博物館「レーシングパレス」で展示されていた。
登場から十数年を経て初めてA2を目にすることができて嬉しかったなァ。ミニチャンプモデルは発表当時のタイプだが、「―パレス」に収められているのはパトレーゼ車の後期型。リヤウイングがハイマウントになっている。

