2006年05月06日
うそつきフレディー ホンダNS500

2輪レースに興味を持った頃のチャンピオンはフレディ・スペンサー。“キング”は引退直後だった。そのためか(?)圧倒的強さを誇っていたというイメージがある。
スペンサーのマシンホンダNS500は実際に見ることは無かったが、当時の全日本では500㏄クラスがあり、そのマシン(木下車、阿部車)は間近で目にした。
3気筒でチャンバー2本が後方排気。「残る1本ははどこにあるんだろう?」と探したらアームの下にフレームと同化して置かれていたる変わったレイアウトだった。
「チャンピオンバイク」付属のモデルはこの特徴を忠実に再現している。今見ると重そうに感じる車体だが、この世代を知っている者にとっては味のあるカッコイイマシンだ。
このシリーズのモデルは値段の割りにチェーンやスプロケットまでキレイに作り込まれているから嬉しい。リヤカウル内のチャンバーまでしっかり有る。
NSはホンダワークスカラーだが、次のNSRにはロスマンズのスポンサーカラーになっていた。

ロスマンズカラーのNSR500フレディー車
チャンピオン獲得後、ホンダの依頼で全日本のレース(世界GP終了後だったから最終戦かな?)に何年か連続してエントリーしていた。
「スペンサー参戦!」はレースの大きな話題であり、集客能力を持っていた。―のにかかわらず、彼はケガを理由に1度も予選すら走らなかった。
レースのTV解説をしていた元世界GP350㏄クラスチャンピオンの片山敬済氏は「バリー・シーンやケニー・ロバーツが築き上げたチャンピオンの威信を汚してますよ! うそつきフレディーですよ!!」と憤慨していたのを今でも覚えている。
私は運良く(?)練習走行日に彼の走りを見る事ができた。ピットでたたずむフレディーに勇気を出してサインをねだると気軽にサインしてくれ、有頂天になった良い思い出がある。初めて世界チャンピオンにサインをもらったのだ無理も無い。だから私にとってフレディーはやっぱり世界チャンピオンなのだ。


丁寧なスペンサーのサイン
