2006年06月04日
一緒に世界を回ったチーロズシャツ

レースも最終戦となると不要になるアイテムを売買に出すスタッフがいる。'96年ITCはシリーズそのものがなくなってしまう。そのラストバトルが鈴鹿で行われた。チーム側にしてみれば使い回しがきく機材以外は全てが不要になるというもの。予選初日、スタンド裏の広場に“日本円”稼ぎに2名のクルーが雑貨を売りに来ていた。
クルーが着ていたチームシャツやTシャツ等を日本円で売っている。同じシャツが近くのグッズ販売のブースでも売っているのだが、USEDだけあって少し安くなっている。きっと日本のジャーナリストか関係者に相場を聞いたのかもしれない。
ドルフィンは「きっとどこかのチームが雑貨を売りに来るだろう」と見込んで予め予算を取っておいた。ITCの中でも好きなチームの一つ、元F1チャンプのケケ・ロズベルグがオーナーのチームロズベルグが来ていたので嬉しかった。
どうせ同じ品なら新品よりも“チームと一緒に世界で戦ってきた”シャツが欲しかった。たとえ外国人特有の体臭が付いていたとしても。
買う時の値引き交渉は当たり前。「これ以上はNO!」となったら次は「ステッカー付けて」「J.J(レート)のサインもらって来て」と、外国語が全くダメなドルフィンは魂で会話して交渉。サインは当日もらえなかったから送ってもらうことに。こうなった段階でサインはあきらめたのだが。ステッカーは翌日手渡してもらった。

予選2日目からスタッフシャツを着て観戦。ピットウォークもピット前でスタッフと一緒に写真を撮ってチームの一員気取り。シャツ効果を充分満喫できた。
幸運な事に、興奮のレース終了後、パドックに行くとJ.J.にバッタリ遭遇。ここぞとばかりにペンを取り出してサインを入れてもらった。ラッキー♪
もちろんシャツは帰ってから1度洗濯した。外国人の体臭ってキツいからね…。

レースも思い出となった1ヶ月後、ドイツからエアメールが届いた。中にはJ.J.とH・スタックの直筆サイン入りポートレートが入っていた! 「売ってしまえばこっちのもの」ではなく、ちゃんと約束を守ってくれたのだ。この律儀な行為に感謝せずに入られなかった。

