2006年06月11日
キングの伝説/ケニー・ロバーツ YZR500

バイクで峠を攻める時、ハングオンしてコーナーギリギリ詰めて走ると気持ちいいよね(オートバイは安全に楽しく乗りましょう!)。でも、数十年前までオートバイって体とマシンが一緒に倒し込む走り方だったらしい。このハングオンを始めたのがケニー・ロバーツだと聞いたことがある(本当?)。
私が2輪モータースポーツに興味を持った前年にケニーは引退していた。昇り龍だったフレディ・スペンサーを下して勝ち得たチャンピオンのキング伝説は写真やビデオでしか見たことがない。―GPレースでは。
鈴鹿8時間耐久レースに復帰した2戦はこの目にしっかりと焼きついている。とてもブランクがあるライダーとは思えぬ鋭いコーナーワーク。まさに「シビレル!」の一言に尽きる。
チャンピオンバイクの1台、ケニー・ロバーツ選手のヤマハYZR500。今のMotoGPマシンに比べると軽量500㏄マシンなのに重たく見えてしまう。対してスポークやサス、タイヤは細いので、太い体に細い手足のジャイアント馬場さんのようだ(細いっても一般人よりも太いのだろうが)。それでも当時は世界最先端のマシンだったはず。数十年の技術革新を感じる。
ケニーのマシンというだけで凄みすら覚えてしまう、イエローとブラックのカラーリング。風防からエンジン部へ伸びるカウルなど“昔のマシン”という雰囲気。角張ったラインのボディエンド。―そこには自分が知らないヒーローへの憧れがある。

チーム監督になった時のケニー。ヤマハフェスティバルで
