2006年10月24日
カペリ、トップの真事実 レイトン901

マクラーレン/ホンダ圧勝のF1'88年シーズン。日本GPでセナとプロストが同チーム同士で優勝争いをしている最中、I・カペリが駆る自然吸気エンジン搭載のレイトンハウス・マーチ881が一瞬(記録では1周)だけトップに立ち観客を沸かせた。
TVや雑誌では語られていないが、あの首位奪取には隠れた理由がある。
レイトンのカペリがホームストレートでマクラーレンのプロストを抜く寸前の出来事。ラルースの鈴木亜久里がシケインでスピンした。そこにトップを走るプロストが進入してきた。ブレーキを強くし追突を回避。そのためストレートの伸びが鈍くなり、加速してきたカペリに一瞬抜かれてしまったのだ。この出来事はシケイン視界に入る僅かな(全体から見れば)観客だけが目撃できた。
スピンアクシデントをモノにできる位置にまで差を詰めていたカペリの好走あっての事なのだが。
ONIXから出ているレイトンハウス901は、大活躍した'88年モデルではないが、老舗レーシングカー・コンストラクターのマーチが作り上げた名車の1台。ドルフィンが引越しの際に、レース好きの友人が餞別にくれた品である。
再現されたレイトンブルーと呼ばれる独特のイメージカラーで覆われ、オイルメーカーのグリーンがアクセントに入る。ドライバーはエースのカペリ。ヘルメットは丁寧に塗装されているが、ドライバーの体がちゃちなのがONIXの弱点。'90年代初頭までのF1ブームを支えたモデルメーカーらしからぬ手抜きである。
ゼッケンは故・萩原光にちなんだレイトンハウスのナンバー「16」。彼の思い出話はまた別の機会に。

F1日本GPでのI・カペリとレイトンハウス901
