2006年12月25日
フェラーリの神になった男 ヴィルヌーヴ126C

生粋のフェラーリF1ドライバーではないのに、フェラーリで優勝しチャンピオン目前に天に召されたためにフェラーリの神として祀り上げられたドライバー、ジル・ヴィルヌーヴ。確かに速かった。確かに若くてカッコ良かった。しかし、神格化と言うかブランド化とでも言おうか―そんな存在になってしまっているのが妙だ。
既にチャンピオンを決めてフェラーリ離脱を発表したニキ・ラウダに代わって'77年の日本GPに出走。その時は「え~っ! 何でラウダが走らないの!?」って感じで不満だった。しかし、この代役ドライバーが翌シーズンからフェラーリのレギュファーとして活躍し始めると「うわ~っ! 凄いヤツだったんだ!!」と、掌を返すように“ジルをこの目で見られた喜び”に変わってしまうからゲンキンなものである。
そのジルがターボ+ウイングカーになったF1最強時代にチャンピオン争いの末、クラッシュして逝ってしまったニュースを知った時はショックだった。一瞬に輝きを放つ流れ星のような存在だと感じた。
ジル最期のマシンがフェラーリ126C。ローソン限定でコーヒー2缶にミニカーが付く「フェラーリF1シリーズ」の1台。コーヒー2本分の値段だけでミニカーが付くのだから超お得な買い物。
ボディサイドに並んだスポンサーステッカーも再現。エア抜きスリットやアンダーボディのウイング構造まで、小スケールながらも細部まで細かく作り上げられている。マシン底面でダウンフォースを稼ぐため前後のウイングは小型。実車ウイングのアルミ感が銀塗装で出されている。フロント部分が極端に短いのが当時のマシンの特徴。
クラッシュしてしまった不吉な車ではあるが、優勝を重ねたジル最期のマシン。是非手元に置いておきたい1台だ。

ラウダの代わりに日本GPを走ったジル・ヴィルヌーヴの312T2
