2007年04月03日
奇抜なF1・ファンカー ブラバムBT46/B

F1史上最も奇抜なマシンの1台、ブラバムBT46/B。「ファンカー」として有名だが、当時は「サカーカー」と呼ばれていた。「ラジエーター冷却用」とのミエミエの“言い訳”でマシン後部に巨大なファンを取り付け、車底の空気を輩出。負気圧を発生させてダウンフォースを得るシステムだったらしい。
「こんな車が速いのか?」と思うが、ニキ・ラウダのドライブでデビューウインを飾ってしまった。規定上の理由から、この1勝は認めらたものの次戦以降の出走が禁じられた。この1回だけの出走、そして“勝ち逃げ”が“ファンカー伝説”となって人気を博しているのではないだろうか。
'78年当時としては珍しくF1スウェーデンGPはスポットでTV放送された。“止まっている”雑誌の写真では分からないファンの動き―特にコースアウト(ワトソン?)した際にファンで巻き起こる砂ボコリが竜巻のようだったと印象深い。
最強ウイングカー・ロータス79を抑えての優勝は見事。ラウダの腕をもってしても走らなかった車があった事を考えると、BT46/B自体決して悪い出来ではなかったのだろう。

奇抜F1マシン大好きなドルフィンにとっては欲しいミニカーの1台。
街のミニカーショップのレンタルBOXでミニチャンプス製BT46/Bの出物を発見した。さすがに新品が3~4台買えるほどのプレミア価格には舌を巻いた。
それでも「出回るんだ」と分かってネットオークションを探ってみた。ラウダが乗っているミニチャンプスは同様の値が開始価格。しかし、RBA製は意外と安値(高値ばかり見てきたので金銭感覚がマヒしたか?)。憧れのマシンを入手する事が出来た。
サカーカーは後方からの眺めに限る。筒をハメ込んだ様なファンには迫力がある。車体と路面を隙間無くビッシリとスカートで囲まれた実車と違って、モデルカーは隙間だらけなのが残念だが(ミニチャンプスはまだマシ)。
ベースのBT46もカッコ良かったが、46/Bは一層シャープなフォルムになった。フェラーリで獲ったゼッケン「1」が誇らしい。
空力的に洗練され似たデザインの現代と違って、様々なアイデアのマシンが登場した時代に思いを馳せる。
